東京大学
医学系研究科生体構造学分野
吉川研究室
代表:吉川雅英
クライオ電子顕微鏡を用いた単粒子解析やトモグラフィーを行います。
多くの単粒子解析を希望する研究者から試料を受け入れる体制を整え、単粒子構造解析に必要な試料調製技術を習得できるように支援いたします。
支援は基本的に研究者自身または研究者立会いのもと技術員が行い、得られた情報は直接、研究者にフィードバックされます。
均一な大きさの粒子が適切な密度で分散した試料で、二次元のクラスアベレージ像が十分得られている場合には、ハイエンドクライオ電子顕微鏡により大規模なデータ収集と解析を行うことができます。
クライオ電顕関連メンバー
吉川雅英(医学系研究科、クライオ電顕・トモグラフィー画像解析)
濡木理(理学系研究科、膜タンパク質構造解析)
Radostin Danev(医学系研究科、Volta位相板の開発と応用)
横山武司(理研、タンパク質複合体の構造解析)
利用可能なクライオ電顕
Titan Krios G3i
機種:Titan Krios G3i (Thermo Fisher Scientific)
EM ID: Krios UT
設置年月日: 2018.3.30
加速電圧: 300kV
試料ステージ:AutoGrid挿入型サイドエントリーステージ(試料は最大12個可能、Cryo Autoloaderにより搬送)
電子直接検出器: Falcon 3EC,Gatan K3 BioQuantum
他の装備: Phase plate
E2に割ける時間: 最大70%
E2利用の条件: 研究者自身の操作あるいは技術員・研究員による技術支援
Talos Arctica G2
機種:Talos Arctica G2 (Thermo Fisher Scientific)
EM ID: Talos UT
設置年月日: 2018.3.30
加速電圧: 200kV
試料ステージ:AutoGrid挿入型サイドエントリーステージ(試料は最大12個可能、Cryo Autoloaderにより搬送)
電子直接検出器: Falcon 3EC, Gatan K2 BioQuantum
他の装備: Phase plate
E1+E2に割ける時間: 最大70%
E2利用の条件: 研究者自身の操作あるいは技術員・研究員による技術支援
Titan Krios G4
機種:Titan Krios G4(Thermo Fisher Scientific)
EM ID: Krios2_UT
設置年月日: 2020.5.29
加速電圧: 300kV
試料ステージ:AutoGrid挿入型サイドエントリーステージ
(試料は最大12個可能、Cryo Autoloaderにより搬送)
電子直接検出器: Falcon 4ED,Gatan K3 BioQuantum
他の装備: Phase plate
E2に割ける時間: 最大70%
E2利用の条件: 研究者自身の操作あるいは技術員・研究員による技術支援